HONEY
蜂蜜
蜂蜜はパーフェクトフード!
蜂蜜の栄養成分の約80%を占めるのが甘さの元であるブドウ糖と果糖です。
甘い=健康に悪い?!というイメージがありますが、体力増強や疲労回復には欠かす事の出来ない単糖類です。
しかも、蜂蜜に含まれる糖類は人工的な甘味料とは異なり、ミツバチが花の蜜を体内の酵素で分解したものなので、すぐに消化吸収されダイレクトに体のエネルギー源になる優れものなのです。
さらに、蜂蜜にはビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールなど150種類以上の体にうれしい栄養成分がバランスよく含まれており「パーフェクトフード」と呼ばれています。
腸内環境を整えるグルコン酸やオリゴ糖、抗酸化・抗炎症作用でメタボリックシンドロームを軽減するポリフェノールも含まれています。
【必見!】 本当に良い蜂蜜とは
昔は人工的に作られた異性化糖を混ぜて売る業者もありましたが、最近の日本ではそういう事はあまりないと思いますが。
でも外国から輸入された蜂蜜はどうか分かりません。
養蜂環境も分かりませんし、日本の養蜂家の皆さんを応援するという観点からも、やはり「純国産」を選ぶ事が大事だと思います。
日本で作られているものはすべて安全と考えていいのでしょうか?
国産とは言っても、純度100%ではない可能性もあります。
中国産などの安価な蜂蜜を混ぜて値段を抑えて売る場合もあります。
中国産がすべて危険という事はもちろんありませんが、純国産を食べたいと思うなら混ぜられていないかをチェックした方がいいでしょう。
本当に良い蜂蜜のチェックポイントは
➀非加熱である事
非加熱である事の理由は、なぜ熱を加えるのかという理由を考えれば分かります。
一度溶かして混ぜる為です。
養蜂場所や花の種類、取れた時期などが異なる蜂蜜は混ぜても分離してしまいます。先ほどもお話ししましたが、例えば安価な蜂蜜を50%混ぜようと思った場合、一度熱をかけ溶かして混ぜる必要があります。
ですので、混ぜられていないかどうかを見る一つの目安になると思います。
他の食品のように殺菌の為に熱を加えるという理由もあるかもしれませんが、そもそも殺菌・抗菌のかたまりのような蜂蜜にはまったく必要のない事だと思いますのでやはり他の理由があるのかもしれません。
そして加熱処理の一番の問題は、熱を加える事で貴重な栄養素が壊れてしまう事です。
②無濾過である事
無濾過である事の理由は、濾過をするというのは不純物を取り除くという作業です。
さすがに蜂蜜の中に蜂の足や羽などが入ってしまえば見た目にも悪いので取り除いた方がいいと思いますが、それ以上の濾過は貴重な花粉も取り除く事になってしまいます。
野菜と同じで綺麗じゃないと売れない、だから栄養や安全性よりも見た目が重視されるという悪循環が蜂蜜の世界にも言えるかもしれません。
多少の不純物は多めに見る事で体に良い貴重な花粉や栄養素もたっぷり含まれている事を知って欲しいと思います。
③養蜂環境から最低半径2㎞圏内には果樹園がない事
養蜂環境から最低半径2㎞圏内には果樹園がない事は、意外と知られていない大事な問題です。
ご存じのように蜂蜜とはミツバチが集めた花の蜜です。そこにはたくさんの花粉が含まれるので大変健康にも良いのです。
しかし、一緒に集められるのは良いものだけではありません。その花に農薬が散布されていたとしたら…そこに含まれる農薬も一緒に集められてしまうのです。
果樹園、とくにリンゴの木などがあればミツバチは間違いなくその蜜を集めます。
ちなみに、地域や生産者によって多少異なりますが、リンゴへの農薬散布は4月~8月までの4か月間で約15~20回かけます。
農薬をかけ始めるとリンゴ園からは真っ白い水煙が舞い上がります。
実は、この農薬が撒かれた際にリンゴ園にいたミツバチは一斉に空に舞い上がり黒い塊のようになります。そして巣に戻り死にます。
それだけ生物に悪いのですから当然人間にも良いわけがありません。
そういう光景を何度も見ているので、私は半径2㎞以内に果樹園がある場所では養蜂をやらないようにしています。
2㎞というのは、ミツバチが飛ぶ距離が片道2㎞だからです。